トレーナーの視点から見たEMSの効果と活用法

渋谷、新宿、池袋、武蔵小杉のパーソナルトレーニングジム「MIYAZAKI GYM」代表の宮崎隆一です。

 

EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略で、要は電気刺激で筋肉を収縮させますよというものです。

開発されたのは1960年代のようなので、もう50年以上経っているんですね。

 

腹筋用としてTVショッピングなどで宣伝していたものが広まるきっかけだったように思います。

調べたところ2000年ごろのようです。随分世に出てから時間経ってますね。

 

売り文句は「運動せずに筋肉が鍛えられる」というところでしょうか。

見事なシックスパックのアスリートや、美しいくびれの女性モデルが広告に登場します。

 

そういった広告モデルのような腹筋がEMSで実現できるかというと……

アスリートのモデルなんかはある程度トレーニング内容を公開していますが、結構普通に負荷をかけた腹筋のトレーニングを行っています。

 

そんなわけで、基本的なトレーニングとしては否定的なのですが全く使えないというものではありません。

 

そもそもEMSはリハビリ向けの器具です。

関節を動かさずに負荷をかけられるため、動かせない場合でも筋肉の萎縮を防ぐことができます。

20Hzで速筋を、65Hzで遅筋を刺激できます。

 

完全に不活動の状態だと筋肉は驚くほど早く落ちてしまいます。

それを防げるだけでも、日常や競技への復帰が早まると思われます。

普通のリハビリなどでも、痛みの出ない範囲で動かしながらという方が筋力が低下しないという点から有効のようです。

また、動かすことで血行も良くなり、早く治るようです。

 

アキレス腱断裂からの復帰なども請け負っている某トレーナーのセッションを間近で見る機会もありましたが

全治6か月のところを4,5か月で復帰させていました。

 

リハビリ的な効果としては、コラーゲンの合成促進などの効果も期待できるようです。

腱や靭帯などを痛めた場合にはいいかもしれません。

栄養としてはビタミンC、B6、亜鉛などを摂取するとより良さそうです。

 

リハビリと別の面から、これは個人的な推察になるのですが……

普段のトレーニングでは比較的同じような種目を選択しがちです。

苦手な角度や種目はつい後回しになってしまったりします。

 

その為、使われる筋肉が似たような部分ばかりになるかもしれません。

 

そういう場合に、普段と違った刺激の一つとして、EMSを導入することで、刺激しきれていない部分を少し成長させられることもあるかもしれないと考えます。

また、ハードにトレーニングをしていると、体も痛みがちなので、たまにマシン中心で追い込まないような週も入れるといいのですが

その際にもEMSを追加で少し利用してみるというのも一つの選択肢かもしれません。

心理的体力的な負担は少ないのと、前述のコラーゲンなどの合成促進の可能性もあるので。

 

とりあえずのところはEMSについてはそのくらいでしょうか。

リハビリや関節を休ませたい時期にはありかもというのが今の段階での僕の考えです。

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この記事の著者

宮崎 隆一株式会社リーブル代表取締役 MIYAZAKI GYM代表

19歳からジムのアルバイトとしてトレーナー活動をスタートし、大学ボディビル部のコーチ、ジムのパーソナルトレーナーとしての経験を経て会社を設立。
科学的な根拠に基づいた指導をモットーとする。
年間1200件以上の現場での指導実績や、店舗全体での実績やデータを基により効果的で取り組みやすいプログラムを研究している。

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